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業務案内

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宮﨑綜合法律事務所の取扱実績

当事務所では、顧問先の企業からの依頼を中心に多種多様な業務に取り組んでおります。

銀行

  • 預金名義人以外の者に対してなされた預金払戻しについて,払戻しに至る実態を考慮し払戻しを有効と認めた事例(大阪高裁判決)
  • 反社会的勢力に該当する個人・法人の預金口座について,約款上の解約規定を根拠に解約通知を行い,これに伴う預金者との折衝などを経て口座の解消を実現した事例
  • 破産した取引先の破産管財人から過剰担保を理由に根抵当権抹消登記手続等請求を提訴された事件(他4行も相被告)において,詐害行為性を否定され請求が棄却された事例(大阪地裁判決)
  • 取引先法人が実質的に破たんし,その保証人の無担保物件が信託を原因として所有権移転登記されていた事件で,詐害行為取消訴訟を提起し,不動産の時価相当額で和解した事例
  • 借主を指導監督する立場にあった第三者が,銀行に対し,返済資力に関する事実を秘匿し,虚偽の説明をした事案において,第三者の行為が信義則上の義務違反による不法行為に該当するとして,損害賠償請求が一部認容された事例(大阪地裁判決,全国紙・テレビにより報道)
  • 投資信託の受益者破産後,投資信託の販売会社の貸金債権を自働債権とし,破産管財人の解約請求に基づく解約金の支払債務を受働債権として相殺した事案において,停止条件付債務による相殺で,相殺の合理的な期待がないとはいえないから有効と判示された事例(大阪高裁判決,金融法務事情に掲載)
  • 競売手続に対する妨害目的にて担保物件である建物が放火された物件について,売却のための保全処分により執行官保管を実現し,競売手続きの妨害を阻止した事例

証券

  • 株式取引において,不実告知,虚偽表示,断定的判断の提供等の違法な行為があったとして,不法行為又は債務不履行に基づく損害賠償請求訴訟を提起されたが,違法行為はなかったとして請求が棄却された事例(大阪高裁判決)
  • 通貨オプション取引契約を締結した顧客からの説明義務違反等に基づく損害賠償請求について,評価損額や中途解約費用についてシュミレーションする義務は無いなどとして請求棄却された事例(東京高裁判決。金融法律事情に掲載)
  • 証券会社の担当者の勧誘により購入した株式が値下がりして損失を受けた顧客が勧誘行為に適合性原則違反があり不法行為を構成するなどと主張して証券会社に賠償を求めた請求が控訴審で棄却された事例(大阪高裁判決,判例タイムズ,判例時報に掲載)
  • 上場株式を転換対象銘柄とするEB取引を行った高齢顧客から,適合性原則違反,説明義務違反による損害賠償を請求された事案において,証券会社の勧誘行為に違法性は無いとして請求が棄却された事例(東京高裁判決)
  • 営業職員が,顧客の資産を不正出金した事案において本人からの事情確認,被害顧客に対する訴訟対応,被害賠償金について職員に対する求償などの広範事案に対応し事案の解決を実現した事例
  • 医療法人が行った通貨スワップ取引について,同法人が証券会社の勧誘行為に,適合性原則違反,説明義務違反,断定的判断の提供の違法行為があったとして,不法行為または債務不履行に基づく損害賠償を請求した事案について,証券会社の勧誘行為の違法性が否定され請求が棄却された事例 (東京地裁判決)
  • デリバティブ取引により損失を被った顧客からの損害賠償請求訴訟について,専属的合理管轄に基づく移送申立が認められた事例(東京高裁決定,金融法務事情等に掲載)
  • 仕組債取引において,適合性原則違反,説明義務違反,錯誤無効等を主張してあっせんを申立てられた事案において,為替相場の好転により,問題となっていた仕組債が償還されるに至り,事案が解決した事例(証券・金融商品あっせん相談センター事例)

生命保険

  • 保険契約者が,短期集中加入によって過大な入院給付金を取得しうる状態になっただけでなく,必要性が疑われる入院と,契約締結後に覚せい剤を使用した事実を総合して,重大事由解除が認められた事例(徳島地裁判決,生命保険判例集に掲載)
  • 変額年金保険の募集に際し,生命保険募集代理店が,一時払い保険料元本が保証される等と内容虚偽の説明をしたためにその旨誤信したという理由で,錯誤無効による不当利得返還が請求されたが,そのような説明も誤信もないとして請求が棄却された事例(大阪地裁判決)
  • 保険契約者が偽造診断書によって保険金,給付金の支払を受けた事実が発覚したために,契約者に対して不当利得返還請求訴訟を提起するとともに刑事告訴を行ったところ,請求は認容され(東京地裁判決),有罪判決も言渡された事例
  • 介護保障定期保険契約において,要介護状態に該当することを理由に介護保険金が請求されたが,支払事由である要介護状態の一定期間の継続が認められないとして,請求が棄却された事例(東京地裁判決)
  • 生命保険契約の失効,復活後,自殺免責期間内に被保険者が自殺した事案において,無催告失効約款が消費者契約法10条に違反して無効であるとともに,復活後の免責期間の再計算が信義則に違反するとして死亡保険金が請求されたが,いずれも否定され,請求が棄却された事例(東京高裁判決)
  • 生命保険募集代理店が,積立型の終身保険契約を募集する 際,一定期間経過前の解約返戻金額について虚偽の説明をしたとして,損害賠償が請求されたが,そのような説明がなされた事実はないとして請求が棄却された事例(広島高裁判決)

建設

  • 作業船の漂流事故について,使用者責任に基づき損害を賠償した元請業者から第3次下請業者に対する求償が認められた事例(大阪地裁判決,判例タイムズ掲載)
  • 追加変更工事に伴う工事代金の追加を下請け会社から請求された案件において,新たな工事代金の発生が否定され,勝訴的和解が実現した事例
  • 不動産信託受益権の売買契約について,買主側の都合によって解除された事案で,違約金請求権を請求債権として,他物件の不動産信託受益権を仮差押えした事例
  • 再開発事業に伴う権利変換後,立ち退きを拒否した者に明渡しの断行仮処分を提起,和解により解決した事例
  • 建設予定地における既存構造物の撤去のために隣地使用が必須となるにもかかわらず,隣地所有者が妨害目的で当該隣地に木造工作物を設置した案件において,隣地使用権(民法209条)に基づく妨害排除請求権を被保全権利とする構造物収去請求の断行仮処分が認められた事例(大阪地裁判決)
  • マンション建築に際し,隣地所有者が高さ2メートルを超える囲障を設置したため,民法225条2項による高さ制限規定に基づき2メートルを超える部分についての撤去を求める断行の仮処分を申し立て,これが認容された事例(大阪地裁判決)
  • 請負業者から,賃貸用マンションの建築代金の追加費用を請求された訴訟において,建材・設備のグレードダウン等を理由に反訴を提起し,金銭的支払を受ける内容の和解を実現した事例(大阪地裁判決)

製造

  • クレーン車の破損事故に関して,製造物責任を理由に損害賠償を請求されたが,設計上,指示警告上の欠陥はなかったとして請求が棄却された事例 (大阪高裁判決)
  • 善意で,第三者所有の機械を譲り受け,事業に用いていたところ,所有者から,占有移転禁止の仮処分,及び,動産引渡しの仮処分を申立てられた事案において,直ちに機械の占有を奪われ使用出来なくなった場合に被る損失が極めて大きいこと等を主張した結果,決定において機械を継続して使用することが認められた事例(神戸地裁決定)

小売業

  • ショッピングセンターの経営主体が,正当な理由なく店名の変更を承諾せず,看板の取替え等を阻止した事案において,仮処分を申立て,店名変更の承諾を拒んではならない旨の決定がなされた事例(大阪地裁決定)

介護

  • 介護施設内において事故が発生し,利用者側とのトラブルに発展した事例において,示談交渉によって訴訟提起に至らず解決することができた事例
  • 転倒事故に起因する後遺障害につき,後遺障害等級表第8級として損害賠償請求を求められた訴訟において,同第10級に該当することを立証し認められた事例(大阪地裁判決)

地方公共団体

  • 都市計画法の開発行為によって設置された道路について,道路敷の所有権は都市計画法40条に基づき地方公共団体に帰属しているにもかかわらず,地方公共団体への所有権移転登記が経由されていない間に開発業者の関連会社がこれを譲り受けて所有権移転登記を取得したものについて,当事務所が地方公共団体を代理して訴訟を提起し,当該関連会社が背信的悪意者であることを主張したところ,判決において当方の主張が全面的に認められ,地方公共団体が道路敷の所有権移転登記を得ることができた事例
  • 道路敷に乗り出すかたちでブロック塀を設置した者に対し,当事務所が地方公共団体を代理して妨害物除去等を求めて仮処分を申立てたところ,当方の主張が全面的に認められたことにより妨害物の撤去を実現した事例
  • 地方公共団体に対し,鉄道新駅の設置に伴う駅前のまちづくりに関して,地区計画及び景観条例その他条例等の制定,都市計画法,土地区画整理法,建築基準法等の解釈,並びに官民間の各種契約関係等について,法的アドバイスを行った事例

民暴

  • 賃貸マンションの一室が暴力団組事務所として使用されていたことから,マンションのオーナーを代理して占有移転禁止の仮処分命令の申立を行い,仮処分命令を得た上で賃借人と交渉することによって組事務所の立ち退きを早期に実現した事例

倒産

  • JVによるマンション建設工事中にJVの構成会社の1社(幹事会社)が民事再生を申し立てたことに伴う未払工事代金や事業脱退・継続等に関する紛争処理を行った事例

名誉棄損

  • 宗教法人が,ビジネス週刊誌に掲載された記事によって名誉を毀損されたとして損害賠償を求めた訴訟で請求が認容された事例(京都地裁判決。全国新聞紙各紙で報道)
  • 依頼者である元市長が,県議会議員が市長選の選挙活動中に行った名誉毀損発言について損害賠償を求めた訴訟で請求が認容された事例(名古屋高裁判決。地元各紙にて報道)

知的財産

  • 出願特許に基づく取引先への警告書の送付に関し,不正競争防止法違反に基づく損害賠償を請求した事例

保全事件

  • 割賦販売した大型クレーンを販売先による代金の未払いを理由に断行の仮処分によって引き上げた事例

M&A

  • 大手食品会社による多事業部門の買収に関する法務デューディリジェンスを取り扱った事例
  • 医薬品販売会社によるグループ企業の再編(合併)のための,法的手続の指導・助言を行った事例

労働(使用者側)

  • 団体交渉への立会い,労働審判・訴訟の対応
  • 期間の定めのある雇用契約を締結し,複数回にわたって契約を更新していた従業員について,雇用契約の期間満了を理由とする雇止めの効力が争われた事案において,雇止めが有効とされた事例
  • 独立して新会社を設立した従業員が,会社に在職中,他の従業員に対して引き抜き行為を行い,会社の顧客に対して新会社への営業活動を行ったことについて,当事務所が会社を代理して,当該従業員に対して労働者としての義務に違反した債務不履行責任による損害賠償及び退職金の不当利得返還を請求し,新会社に対して従業員・取引先の引き抜き行為について不法行為に基づく損害賠償を請求した事案において,和解により被告らに金員を支払わせた事例

債権回収

  • 私立大学の奨学金返還請求手続き事例

スポーツ

  • 社団法人日本アマチュアボクシング連盟から選手登録抹消等の決定を受けた選手が同連盟に対し慰謝料の請求等をした事例(平成18年12月5日東京高裁で和解成立)
  • プロラグビー選手が所属チームから契約更新を拒否されたことにより被った損害の賠償を求める訴訟を提起し,請求が一部認容された事例(平成23年3月30日名古屋高裁判決)

個人

  • 【消費者】 スポーツクラブにおけるランニングマシーンでの事故において,スポーツクラブの安全配慮義務違反に基づく損害賠償請求が認められた事例 (大阪高裁判決)
  • 【セクハラ被害】 勤務先でセクハラの被害にあった事案につき,民事紛争処理センターを利用して,和解を成立させた事例(大阪弁護士会民事紛争処理センター事案)
  • 【欠陥住宅】 中古で購入した倉庫に雨漏りが発生した事案において,売主,仲介業者らに対し,損害賠償請求訴訟を提起し,和解を成立させた事例(大阪地裁堺支部)
  • 【労働者】 長期に亘り,賃金の一部不払いが続いた事案につき,労働審判を申立て,和解を成立させた事例(大阪地裁判決)